『出川イングリッシュ』をご存知ですか?
お笑い芸人の出川哲朗さんが人気テレビ番組『世界の果てまで行ってQ』
という番組で使っている文法も発音もめちゃくちゃな英語です。
にも関わらず英語の教材として使われることもあります。
それは出川イングリッシュには英語上達に必要なものが沢山詰まっているからです。

英語が苦手な人の場合、まず外国人に話しかけるということで緊張してしまいます。
海外へ行き、駅までの道が分からずに尋ねるとしましょう。
あなたはまずなんて外国人を呼び止めますか?
『Excuse me』『Do you have a moment?』『Would you help me?』
などの答えが出てきそうですね。
英語の授業で習ったことを一生懸命思い出そうとするでしょう。
そして正しい文法で『Where is the train station?』と尋ねようとするでしょう。

出川さんの場合は違います。
自由の女神の場所を訪ねたければ『ドゥーユーノーフリーウーマン?』と訪ねます。
自由の女神は英語で『Statue of Liberty』ですが、分からなくても怯みません。
そして最後には本当に目的地までたどり着いてしまうのです。

なぜ出川イングリッシュが伝わるのか?
それは出川さんが言葉を伝えようとしているからです。
言葉は『言語』であると同時に「コミュニケーションツール」です。
たとえ正しくなくとも、相手に伝えようとする意思があれば伝わります。
なぜなら頑張って伝えようとする人の言葉は
たとえ文法がめちゃくちゃでも、発音がひどくても、汲み取ろうとするからです。
英会話に必要なのはまさしく出川さんのような「伝えようとする意思」なのですね。