エスカレーターは本来立ち止まって乗るのが正しく安全な乗り方ですが、
歩く人がいるのが事実ですし、歩く人のために片側を空けて乗る人が殆どです。
この片側を空ける立ち位置ですが、関東、関西で全く逆になっています。
関東では左に立って右側を空ける、関西では右に立って左を空けます。

ただ、この立ち位置の違いは関東、関西という地域だけで区別することができず、
都道府県で調査するとかなりばらつきがあることも分かっています。
47都道府県のうち、7割近くが関東型の左立ちで、右立ちの関西型は3割程度です。

ではどうして左立ち、右立ちの違いができたのでしょうか。
それはまず大阪で万博があった際に、国際標準と言われている右立ちを採用したから
とも言われていますし、商人の町であったことで右側にお財布を持っていたことから
左側を空けたとも言われています。

逆に関東では武士が歩く際に刀の鞘がぶつからないように左側通行をしていたことで、
名残として左立ちになったという説もあります。
いずれにしても関東、関西でこれほどまでに違いが明確になっているものは珍しいようです。

しかしエスカレーターの立ち位置に世界標準があったのも驚きです。
各都市を調べてみると以下のようになりました。
左立ち:シンガポール、シドニー
右立ち:ニューヨーク、ロンドン、モスクワ、ベルリン、北京など
これを見ると圧倒的に右立ちが多く、関西が世界標準と一致していることが分かります。